90年代から2000年代の日本のテレビドラマにおける戦争描写―NHK朝ドラとJBA の終戦ドラマを例に―

90 年代與 2000 年代之電視連續劇中的戰爭描繪與女 年代之電視連續劇中的戰爭描繪與女性表象-以 NHK 晨間劇與 JBA 終戰連續劇為中心 JBA 終戰連續劇為中心-

黃馨儀
中國文化大學日本語文學系助理教授

摘要
本稿は戦争と記憶・メディアとジェンダーの視点から女性を主人公とするテレビドラマはいかに第二次世界大戦を描いているかを問題意識とし、先行研究を踏まえ、朝ドラのほか民間放送の終戦ドラマも視野に入れ、より俯瞰的にテレビドラマでの戦争描写・女性の戦争体験を解明する。映像分析の結果として、朝ドラと終戦ドラマには高度な類似性が見られ、特に母性の強調が特徴的である。朝ドラは従来の特徴を継承し、銃後の守りが描かれる一方、終戦ドラマの題材はより多様的である。また、戦争と距離を置く 90 年代の作品より、2000 年代の作品はいずれも強い反戦の立場が伺える。女性=反戦という図式は映画からテレビドラマへとその系譜が継承されているといえよう。

キーワード:朝ドラ・戦争と女性・終戦ドラマ・テレビ研究